大川木工産業

化粧合板/金物/刃物/塗料

高い専門性と技術で、
大川の上質な木工製品づくりをサポート

大川化粧合板工業協同組合

感性とアイデア、しなやかな対応で
時代に合った製品を提案します。

大川のツキ板の歴史

ツキ板の創始時期は、昭和6年〜7年に遡ります。
当時は、下駄の表面に、セルロイド、桐、タモのコブ杢、トチのコブ杢の薄板を貼 っていました。タモのコブ杢等、いわゆるツキ板は東京、静岡方面より下駄用材料業者を通じ仕入れていました。東京、静岡、大阪に於いては、すでにツキ板製造とそれを利用する、小物家具、履物製造業との分業化が進みかけツキ板製造の専業数社がみられました。
そのツキ板を鏡台や、茶タンスに利用している事を知り、家具表面にツキ板を貼る ことに着目しその研究に着手したのが大川家具への利用の始まりです。
当時、家具への利用はまだ技術も確立されておらず、まったくの手さぐりでした。 試行錯誤の上、昭和9年頃、茶タンス等の小さい面積に対応できるようになり、徐々に三尺タンス、四尺タンス、五尺タンスへと加工技術の向上とともに需要を拡大し、昭和24年、数人の共同出資によって、大川突板株式会社が設立され、第一号のロータリーレース(玉を作るための丸剥機)を設置、昭和26年筑西突板組合を創設し、第二号のロータリーレースを設置し、徐々に大川での突板産業は本格化していきました。
現在、家具から住宅機器、建設材料や内装材、自動車、船舶、楽器、運動器具、文房具等にツキ板の用途は拡大を続けています。

大川化粧合板工業協同組合組織

事業概要

創立
1972年(昭和47年)5月15日
目的
変化する社会環境の中、いつも新しい感性とアイデア、しなやかな対応と技術の高度化で、産業の発展に貢献します
技術
化粧ベニヤ(1本の樹木を薄くスライスした板=単板)やシート材料を木工加工技術を駆使し商品を創出します
用途
家具、住宅機器、建設材料、内装材、自動車、船舶内装、楽器、運動器具、文房具等々に化粧ベニヤ、シートは使用されています
機能
同じ樹木から薄くスライスした同様の柄でそろえることができ、内装空間を飾り3次曲面などの加工も可能で、材の無駄を少なくする自然にも人にも優しい素材の活用です。印刷で木目表現のシートの加工も対応し、総合的な環境対応を可能にします
活動指針
自然の中で育った大切な資源の造形美に古くから受け継いできた先人の知恵と技と斬新なアイデアの融合で時代をリードする素材、新素材の研究開発を通じて、時代と共に地域と共に豊かな未来へ向かう道の最先端に立ち続けます

当組合は、平成15年に国土交通大臣よりシックハウス対策ホルムアルデヒド発散建材最高等級F☆☆☆☆(エフ・フォースター)の認定を取得しましたが平成24年3月、更なる申請範囲を拡大した、新たなる大臣認定を取得しました。
これからも更に、皆さまに信頼される確かな化粧板を提供してまいります。

F☆☆☆☆商材
ホルマリン対策商品の認定取得

化粧合板 大川化粧合板品質管理機構(大川エコファンシー)について 2003年7月、建築基準法(国土交通省、告示)が改正(ホルムアルデヒド発散量が夏期において、その表面積一平方メートルにつき毎時0.005ミリグラムを超え0.02ミリグラム以下のもの)されたのに伴い、大川化粧合板(協)お客様の快適住空間、安全、安心な商品を提供すべく品質管理機構(大川エコファンシー)を設立しました。

※[大川エコファンシーの会 OKAWA ECO FANCY]は、 大川化粧合板品質管理機構の愛称です。

製品完成までの流れ

大川化粧合板工業協同組合

代表者
代表理事 池末 和海
所在地
〒831-0005 福岡県大川市大字向島1370-3
TEL
0944-86-3891
FAX
0944-88-3357
URL
http://okawa-eco.jp/
E-mail
info@okawa-eco.jp
設立
昭和47年(1972年)
出資金
1,243万円
組合員
24社(令和4年5月1日現在)
営業時間
9:00~16:00
定休日
土曜、日祝日

大川家具金物商業組合

家具の金物を通して産地としての大川の名を
全国から世界へ広めるお手伝いをしていきます。

活動

金物商業組合は現在7社で組合が構成されています。
主な活動は、経済産業省からの要請を受け、地震に対する耐震の啓蒙活動を始め(「備えあれば、憂いなし」というパンフレットを毎年、全国の自治体、公共団体に無償配布しております)をはじめとし、当連合会ホームページに関する管理/広報を行う委員会、並びに、昨今、特に問題意識が高まってきている環境保全に関わる研究/調査を行う委員会等、少ないのでまとまりがよく、行動力があるのが特長です。
大川家具金物商業組合では、現在2カ月に1回定例会を行っています。定例会の内容は主に情報交換にあります。

指針

私たちは品質だけでなく最新の機能を最初に大川に届ける様に努力しています。
また、最新の金具が提供する付加価値を大川に伝える様に心がけています。
これからは、もっともっと異業種との交流を深め、家具の機能性を高めるため金具の可能性に組合というシステムを活かして挑戦して行きたいと思います。

大川家具金物商業組合

代表者
組合長 友清 裕司
所在地
〒831-0016 福岡県大川市酒見51
石橋金物(株)内
TEL
0944-88-1484
FAX
0944-86-5750
営業時間
8:30~17:30
定休日
第2・3・4土曜、日祝日
会員数
7社(令和4年5月1日現在)

大川刃物工業会

研磨・刃物の技術の向上と革新で
新しい環境を切り拓いています。

組合現状

大川刃物工業会の事業所は、木工用の研磨、刃物ではおそらく日本一の技術を持っていると自負しています。小さい事業所が数多く存在しますが、家具産業の集積地・大川で、多くの会社が日々研磨・刃物の技術を競い合っています。

主な活動

  • ● 研磨・刃物製造業に関する行政施策への協力
  • ● 関係諸官庁、関連団体との連繋を密にし業界と会員の発展を図る
  • ● 刃物関係各種情報の収集と提供
  • ● 会員のニ−ズに基づく調査と資料及び情報の収集に努める
  • ● 研磨・刃物の技術革新
  • ● 国内外への出展及び視察研修会

以上のような事業を計画し実践できるようにしています。

目標

技術革新こそが生き残りの路であるとの認識を持ち、木工で培った技術をベースにそれぞれの持ち味を活かした業態へと変化し続けています。そこで重要なのが世代交代です。そのためには若い人が積極的に選んでくれるように労働環境をもっと良くしていく必要があると思っています。例えば小さくとも消費者が見学に来たくなるような、オープンファクトリーを作れるようにできたらと考えています。
私たちは大川の家具産業の基礎を支えるのが大川刃物工業会であると自負し研鑽を重ねて参りました。若い人が集まり、もっと後継者が育つ環境にしていきます。

大川刃物工業会

代表者
会長 江口 晃
所在地
〒831-0021 福岡県大川市大字大橋121-3
TEL
0944-87-0573
FAX
0944-89-1159
営業時間
8:30〜18:00
定休日
日祝日
組合員
12名(令和4年5月1日現在)

協同組合 大川塗料センター

家具の流行色は大川から、
そう呼ばれるように同業の技術集約型集団を形成して参ります。

創設経緯

協同組合大川塗料センターは、扱いがデリケートである塗料を安全に管理するために共同の倉庫を造った事から始まりました。個々の会社でそれほど機能が整った大規模な倉庫を持つ事は以前では考えられなかった事です。それぞれの会社が自分たちの商品を並べ、調色したりしているわけですから、ただ集まったというよりも技術交流の側面も少なくありませんでした。現在では自社で倉庫を持つ会社も多くなりましたが、情報交換の場として組合は大いに役に立っています。組合に加入していない方も他業種の方もセンターに集まり様々な交流の輪を広げています。

組合指針

技術開発と応用技術の推進、地球資源の有限性を配慮しつつ安全で快適な社会環境を持続させるため、塗料技術の開発と応用研究が業界の基軸として重視され、同業の技術集約型集団を形成することを基本としています。

主な活動

協同組合大川塗料センターは、各会員間の相互の連携を高め、強い信念と結束をもとに運営されております。各組合員の自主的な販売活動を促進し、その経営地位の向上を目的とし、各種の共同事業を行っております。

展望

我々の業界を取り巻く状況は、大手製造メーカーなどの主要顧客が生産工場を海外にシフトされ、貿易赤字が続いており、国内の塗料需要は減少傾向で、非常に厳しいものであります。この傾向は続くと思われますが、他の地域の塗料会社と異なり大川は木工の塗料が専門です。木工専用の塗料や技術者が組合をつくって存在しているのはここ大川だけではないでしょうか。これは他の地域と異なる、私たち協同組合大川塗料センターだけの特徴だと思っています。この強みを活かして、もっともっと日本全国に販路を広げていけるのではないかと考えています。塗料には「保護」と「装飾」という大きな役割があります。私たちは家具の魅力を高めるためにどこにもない新しい色、質感を生み出す努力をしています。「家具の流行色は大川から」そう呼ばれるように組合内相互努力をして参ります。

協同組合 大川塗料センター

代表者
代表理事 田内 康紀
所在地
〒831-0006 福岡大川市大字中古賀1125
TEL
0944-88-0010